住宅って新築の時はなにも不具合はなくても長年暮らしていくなか
でいろいろなところに不具合が発生してきて修理をしないと
いけない所がでてきます。
そんな不具合が出てきたときは先ず建築会社に電話したり
修理会社に電話していたりすると思いますが、建築会社でも
修理会社でも人が動けば基本的に費用が発生すると思います。
今回は、住宅会社や修理会社に修理依頼をする前に知っておけば
自分で直せたり費用を抑えることを書いてみたいと思います。
自分で直せます
・ドア、引き戸の不具合
住宅の修理というかメンテナンスのなかでも頻度が多いのが
ドアや引き戸の調整です。
ドアは使っているとドアが下がってきて床にすったり閉まらな
かったりすることがあります。これは吊元にある蝶番に調整する
ところがあるので、そこをプラスドライバーや六角レンチで
調整することが出来ます。
メーカーにより色々なタイプがありますが基本的に蝶番の調整で
直すことができます。
引き戸は、戸車の調整です。今は上吊りタイプの引き戸も増えて
きてますので、戸車が床のところではなく上部の引き戸の枠の
部分あってそこで調整することができます。
戸車は使っていくうちに動きが悪くなってきます。
そうなった時には交換が必要となります。今は、ネットで検索
すると交換の戸車が売っているので、そちらを購入して
動画で交換の仕方を見ながらであればどなたでも交換できる
と思います。
・玄関ドアの閉まりが悪い
同じくドアでいうと玄関ドアの閉まりが悪いや閉まるのが早すぎて
バタンと閉まる。
これはドアクローザーという部材を調整してあげると直ります。
これもプラスドライバーや六角レンチがあればOK
ドアの開け閉めを快適にする☜YKKAPより
・電気製品の不具合
電気製品にエラー表示が出て動かないことがあります。
この場合はメーカーのメンテナンスに問い合わせをした時にも
言われるのですが一度コンセントやブレーカーを落として
1、2分待って、もう一度コンセントやブレーカーを入れて
みる。これでエラーが復旧することがあります。
こんな電気製品
エアコン、温水暖房便座、給湯器(ガス、灯油、電気)
食洗器、浴室換気乾燥機など
・IHの交換
IHも電気製品なので10~15年ていどで壊れることが多いと
思います。
壊れた時の交換は是非ご自分でやって欲しいと思います。
IHの交換はとても簡単でネジを一本程度緩め、IHの下の
扉や引き出しを開けて、そこに繋がっているコンセントを
外す。(念のためIHのブレーカーも切っておきましょう)
IH本体をキッチンから引き揚げて取り外し新しいIHを
そこにはめ込んでコンセントを繋いでネジを一本程度
閉めるだけ。簡単です。
これで住宅会社や修理会社に払う工賃がなくなり
IH本体はネットで購入すれば家電量販店よりも
安く手に入れることができます。
注意する点は、IHが重いので二人で作業をしたほうが
安全だと思います。
頑張れば自分でできます
・トイレの水が止まらない
トイレの水が止まらない原因を直すにはボールタップか
ダイヤフラムという部品を交換すると直ることが多いです。
ある程度、道具を持っている方であれば直すことは
そんなに難しいことではないのですが、慎重に行わないと
他の部品を壊したり、陶器部分を割ってしまう可能性があります。
交換の動画を貼っておきます参考にしてください
ダイヤフラムの交換
・キッチンの水が止まらない、水漏れ
キッチンのシングルレバー混合水栓の水が止まらない場合と
混合水栓の本体から水が漏れている場合は修理の
方法が違います。
ちなみにシングルレバー混合水栓はこんなもの
吐水口から水が出ていてレバーを操作しても水が止まらない
場合はカートリッジの部分が壊れているのでカートリッジを
交換してあげれば直ります。
*カートリッジにはいくつも種類があるので注意です
カートリッジ交換
シングルレバー混合水栓の本体から水が出ている
場合は本体ごとの交換になります。
本体の交換は特殊な道具が必要なので持っていないと
交換は無理です。
ホームセンターにも売ってますが値段がちょっと高いので
プロに依頼してもいいと思います。
本体交換
・給湯器のドレンから水やお湯が常に出ている
このれはお客さんも気付かないでこともあるのですが、
混合水栓の逆止弁が壊れているので片方の水圧に押されて
給湯器に水が常に送られてドレンから排水されている
状態です。
先ず確認をするのは混合水栓のお湯を止水してみる。
これでドレンの水が止まるようであれば混合水栓の
交換が必要となります。
混合水栓交換
キッチンの水栓もお風呂の水栓も水が常に流れて
いる状態だと上下水道代金が跳ね上がる可能性があります
ので早く直すことをお勧めします。
あまりに古いお宅の水栓の交換は管が腐食している
可能性もあり水栓本体を外すときなどに配管が壊れる
ことがあり配管が壊れると、その配管を直すまで
水をメーター部分で止めないといけなくなり水が
使えなくなりますので注意です。
・床なり、きしみ
床なりやきしみは、床を人が歩くときにわずかですが
床が沈みます。この沈みが少しばかり大きい個所があった
ときに床なりやきしみが発生します。
直すにはどうするか?
床下に潜って束を少し上げてやるか束を増して床なり
付近の床を支えてあげると床なりがおさまります。
私がやるときは、お客さんに床なりの箇所を歩いて
もらいながら床なり、きしみの音がなくなるのを
確認しながらやってます。
ただ気を付けなければいけないのが、やりすぎてしまう
ことです。
少しだけ上げてあげることが大事です。やりすぎて
しまうとほかの床との水平が崩れてほかの箇所にも
影響がでてきます。
まとめ
今は、ネットで調べると作業の仕方や方法が
たくさん出てくるので、やる気さえあれば一般の
人でも出来ます。
ここに書いたことは、あまり特別な道具や
免許がなくてもできることを書いてみました。
私はもともと配管業の営業マンだったので職人さんの
やっていることを見ながらいろいろなことを覚えて
いきました。
みているとなんとなくやることが分かるのですが
見ていてなんとなく分かるのと実際にやってみるとでは
大きく違います。
やってみるとなると責任が付いてきます。
もし失敗したらや配管が腐食していて配管が壊れたら
水が使えなくなってしまうこともあるので、そのへんの
判断も必要となる場合があります。
でもやってみて経験をしていると自信が付き
いろいろなことに挑戦してみよう、取り敢えず
やってみるで、できることが増えるのと
不具合の原因が分かるようになりました。
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