開き戸(片開き戸)と引き戸(片引き戸) 用途にあった設置箇所

間取り

先ずは戸の種類を分けてみたいと思います。

・開き戸(片開き戸)
・親子ドア
・観音開き戸(両開き戸)
・引き戸(片引き戸)
(アウトセットの引き戸)
・引き違い戸
・引き分け戸
・引き込み戸
・折れ戸


これぐらいに分類できると思います。

まだ、他にも細かく分けたり

新しいタイプの戸も有りますが

普段使う戸はこんな感じです。

その中でも大き分けると開き戸・引き戸に

分かれます。



最近の傾向としては、お客様の要望に多く

あるのが引き戸になるべくして欲しい、

時には全て引き戸にして欲しいとの要望を

伺う時があります。確かに開き戸よりも

引き戸の方が使い勝手も良い時が多いと

思います老後のことを考え全て引き戸で

という考えも理解できます。

しかし全部が全部、引き戸にした方が

良いという訳ではないと思います。


引き戸にはデメリットの部分のあります。

例えば、片引き戸は戸を引く部分が

必要になるため、そこにはコンセントを

設置したり絵などを飾ることが出来なかっ

たり、引き戸を引く側の壁の中には

柱が立てれないことになります。
(アウトセットタイプは大丈夫です)

そんなことを考えながら開き戸と引き戸の

用途にあった設置箇所を書いてみたいと

思います。


開き戸

・2階の各部屋

2階の各部屋への入口は特に理由が

なければ開き戸で良いと思います。

お互いのドアが干渉するような場合は

開き方向を変える。それでもダメ干渉する

ようであれば引き戸を使う。


・納戸

頻繁に開け閉めしない納戸の戸は開けた

時に人の通行の邪魔になることがなく

不便に感じることは少ない。


・LDK入口(親子ドア)

親子ドアになると開口幅は大きくなるので

家具など大きなものを搬入する時に便利な

のと親子ドアをガラス部分のが大きいもの

を選ぶと採光の点で部屋や玄関ホールが明

るくなります。


引き戸

・シューズクローク

シューズクロークは帰宅して靴を収納

するのに体をシューズクロークの中に

入れて戸を閉めるので引き戸の方が

便利です。通常玄関部分はあまり

広くないことも多く開き戸は邪魔になる。

・トイレ

こちらはある程度年齢の方からの要望に

必ずあるのがトイレの引き戸。将来体が

不自由になった時に開き戸を開けるのに

体を避けないといけないので使いづらい。

車椅子に乗っていてもトイレの出入りが

しやすくなる。

・ランドリールームやユーティリティー

荷物を持った状態で何度も出入りする

ことも多く開口幅も広く取れるので

行き来がしやすい。また少しだけ開けて

おいて風などを通しておくことも出来る

ので便利。



じっくり図面を見直す

最近は引き戸が多用されていますが

開き戸も、引き戸も一長一短があるので

家を建てるときは担当営業の方や

設計士の方と話をじっくりして本当に

使い勝手がいいのか建具の開く方向や

引く方向が間違っていないか開口の幅は

適切か!?その他にも色々なタイプの

戸があるので、しっかりと話をして

もう一度、図面を見直して生活のし易い

お家を建てて下さい。




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プロフィール 住宅業界16年私がお客さんに伝えたいこと

タンスが部屋に入りらない

玄関は大切な収納空間

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