先日、お引渡しまぎわの建築中の建物の社内検査に行ってきました。
社内検査とは基本的に床や壁などにキズなどがないかをチェックして
お客さんに引き渡しができる建築物にすることです。
この段階になると大きな修繕点ないのが基本です。もし図面や仕様書と
違っていた場合は、お客さんとの約束の引き渡し日までに手直しが間に合わない可能性があります。
今回は、よくあるキズの箇所と私の体験を書いてみたいと思います。
よくあるキズの箇所 5選
①床のキズ
一番キズが付いている個所で多いのが床です。大工さんが床に
養生をして仕事をしているのですが養生を撤去してから
他の工事をしている時にキズが付いてしまうことがあります。
②サッシや建具の枠
こちも必ずキズが付いている個所なので社内検査の時はよく見るようにしています。
③カウンター
ここはキズなどがあると、とても目立つところです。
④外壁の塗料剥がれ
外壁は外壁工事が終わって足場が解体される前に全体をチェック
して塗装の剥がれなどがあればタッチアップで塗料をのせて
いるのですが、その時に気付かなかった部分など後日の社内検査で発見することもあります。
⑤サッシ外部
こちらも私は注意して見ています。
以前に外部収納のドアが凹んでいたことがあって工事保険を
使って直したことがあります。
体験談 ①
体験談①
以前に現場管理をしていた時にお施主様の検査が終わって
最終のキズの直しが終わり引き渡しの時に上がり框にキズが
あることを発見しました。
私達もお客さんも注意して補修箇所をチェックしていたのですが
上がり框は盲点で廊下や部屋のチェックに入ってしまって
上がり框をよく見ていなかったことで見落としてしまいました。
このことがあってから社内検査のときは上がり框を最初にチェックするようになりました。
体験談 ②
体験談②
お引渡しが終わって一年点検に、お客さんの家にお伺いした
ときに補修箇所の目印のために付けていた付箋が残っていたことがありました。
今更ではあったのですが補修業者に直してもらいましたが一ヶ所だけのために来てもらう金額は、とても高くつきました。
この経験からお引渡し前に補修忘れの所がないか、再度チェックをするようになりました。
体験談 ③
体験談③
キッチンの作り付けのカウンターの養生をはがす時に養生テープ
と共にカウンターの塗料まで剥がれてきました。
この補修費用だけで約3万円!!
高い!!
そこで問屋とメーカーに養生テープと一緒に剥がれてくる塗装は
おかしくないか!?と問い合わせしたところ注意事項として
梱包の箱にも明記してありますので養生テープを使わないで
ください、との回答。
養生テープで剥がれるような製品を作るなよって思ったことを覚えています。
まとめ
現場では思いもよらないことがたくさん発生します。
この業界に入りたてのころは何かが起こるたびに「どうしよう、どうしよう」と心臓がギューとなる
感じがありました。
なるべくそんな想定外のことが起きないようにしますが、でも
現場では「えっ!」って思うようなことが起きてしまします。
最近は起きてしまったことは仕方がない、この後どうするか。
今後、同じようなことが起きないように、どこを注意しなければ
いけないのかと考えるようになり気持ちが前向きになるようになりました。
これからも「えっ!」って思うような出来事があるとは思いますが
新たな経験値を獲得と思いレベルアップしています。
今後とも宜しくお願いします。
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