『エアコン一台で心地よい家をつくる方法』 読んでみた 書評

書評

私が住んでいる北陸の家がエアコン一台で

家中が快適になるなんて理想だなー

と思いこの本を読んでみました。




エアコン一台で快適な家にするのに

重要なのは2点

①窓の性能が高いものを採用する

②気密性を高くする

家の中で外と接している場所は、外壁、屋根、一階の床、窓に分けられます。窓やドアを「開口部」といい、これらの場所は外壁や屋根などと比べると断熱性能が極めて低いのが特徴です。

断熱性能は熱の逃げやすさ(熱損失)と面積で決まるのですが「開口部」の面積が外部と接する全面積の20%程度しかなくても、その熱損失量は外壁と同等になります。つまり開口部の断熱性能を上げることで、住宅の断熱性能を一気にあげることができます。

                      エアコン一台で心地のよい家を作る方法



当然、世の中でいう断熱性能は大事

UA値ですね 損失熱量÷外皮面積

こちらを参照ください


断熱性能って、そんなに各社変わらない

というか住宅の暖かさなどの快適さを

生むのに簡単なのは窓の性能と

気密性をよくすることかなと思ってます。

本当にあるんだ



なぜにそう思うか。以前に石川県金沢市の

住宅を建てられた方のブログを読んで

いたら、住宅の工法は私の勤めている

会社とあまり変わりない、なのに

エアコン一台で生活している様子が

ブログで書かれていました。


その家は帰ってきて玄関からすぐの

所に、脱衣室がありそこからすぐに

風呂場に繋がっている。お風呂も

ユニットバスではなくタイルのような

感じだったと思います。

なかなかおしゃれ住宅。

普通に考えて寒そう。



そんな家がエアコン一台だなんて。

寒い展示場



会社の展示場は、エアコン一台では

暖まりません。

断熱の工法は一緒となると違いは

どこ?

窓の性能と気密性となる。

それから暖かい空気と冷たい

空気を家全体でまぜる工夫。


この本のなかでは、やはり換気扇は

第一種換気扇の全熱交換式を

勧めているが、会社の展示場の建物は、

第一種換気と第三種換気の建物が

あるのですが暖かさの違いは

感じられない。


そうなるとやっぱり窓の性能と

気密性をよくすることが大事そう。

どんな仕様にするか



では、どのような窓と気密の仕様に

すればいいかな?




LDKは、ちょっとコストがかかる

けど、樹脂サッシのトリプルガラス

リビングが南側にあるのであれば

南側の窓は大きなものを採用して

陽の光をたくさん取り入れて

冬は部屋を暖める


その他の部屋はなるべく大きな窓を

設けずに熱の出入りを小さくする

*熱の出入りが大きいのは窓


気密性

スイッチ、コンセントボックス、照明を
気密タイプのものにする

階段室の気密をよくする
以前にC値を測定したお宅では
階段室の気密性をしっかり上げてあげると
数値がとてもよくなりました

この程度の仕様変更だと住宅のコストも

それほど上がらずに(おそらく40万円程

度)気密性のしっかりした暖かい家にでき

ると思います。


あとはあまり間仕切りを作らずに

家全体の空気をまぜてあげれば

全館の温度差がすくないエアコン

一台で快適に生活できるお家が

建てれるのではないでしょうか。



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